満足してんなよ?
おおきく振りかぶって~夏の大会編~ 第3話「3回戦」
の感想です。
なんか原作のサブタイっぽいサブタイですね。
第3話 「3回戦」
阿部からの提案により、次の対戦相手である崎玉高校に対して"コールド勝ち"を狙うことに決めた西浦ナインは、試合に向けての練習に励んでいた。
栄口はミーティングでの阿部に対する三橋の様子が気になり、投球練習の相手にと三橋に声をかける。
さっきは阿部に言い切られてしまったが、本当は何か言いたいことがあったのではないか、と尋ねる栄口に三橋は…。
脚本 満仲 勧 / 絵コンテ 満仲 勧 / 演出 満仲 勧 / 作画監督 小泉初栄
原作を知ってる側からすると
非常に淡々と消化している印象ですね。
ただし、丁寧さは相変わらず感じます。
マンガなので静止したコマのなかでセリフがあったり独白あったりすることもありますけど
それを試合のスピード感を保ったままできっちりと消化しきるあたりポイント高いです。
泉が打つシーンとか
大地が盗塁に気付くシーンとか。
球が打者のところにくるまでの急激にゆっくりにして 独白などを入れるってのはよくある手法ですけど
(おお振りでもそういうやり方を使う時もあると思いますが)
今回みたいに、そのままのスピード感をなるべく壊さないようにして、
瞬間で選手が考えている・・・というよりも「感じて」いることを表現するってのが
いいですな、いいですな。
・オープニングムービー不覚ではあるんですが
実は私がオープニングムービーと原作の表紙のリンクってのに気付いたのが
2話を録画してたものを見直したときなんですよね。
同じく原作ファンであれば知っているかもですが
1期の2代目エンディングが9巻のカバー裏おまけマンガを映像にしたものであるという事実が過去にあったわけで・・・・
ということは今回もなんらかの仕込みはしてくるはず・・・・!くらいには考えていたはずなのに、
それを完全スルーとはだらしねぇな馬鹿侍っ・・・!
まあしかし
そういう原作サービスとは別に、一期のオープニングはクオリティ高かったですね。
これから、話が進むにすれてオープニングが変わっていくことに期待しましょうか。
第1巻の表紙が、出る瞬間にもね。なにはともあれ、こうやって仕込んでくるあたり
アフタヌーン原作アニメの原作愛されっぷりはたまらないわけですよ。なお
アニメのエンディングにあったコンビニ通りのコンビニはありませんのであしからず。
巻末でひぐち先生がおっしゃっていた「でかいCDレンタルショップ」も私が高校くらいのときには潰れちゃいましたので、あしからず。
違う店だったら?知らんがな。
・フォローに定評のある栄口
パワプロはついやりすぎますよね~栄口はこういうフォローを忘れないのがいいですね、
いかにもセカンドって感じですよね内野にこういう人材がいると非常に安定感があります。桐青戦でも、彼からフォローが始まったわけですし。
三橋はまだ自分のことを過小評価しすぎです。
もっともそれは彼が過ごしてきた中学時代のことが大きく影響があったんでしょうね。
中学時代、三橋が自分が「存在できる」のがマウンドだけだったということ。
そんな状況でもなお、野球部に居続け、マウンドに上がり続けたというのも彼の意外な頑固さを垣間見せているようですけど。
今は、彼にも居場所があるという
そんなところに救いがありますね。
三橋はこのチームで、ほんとうの「野球」をやることができてほんとうに良かったと思います。栄口の想像、といいつつだいぶ的を射ているようです。
それにしても、三橋が居場所を作れた
ということに、自分達が貢献しているにも関わらず、そんなことはおくびにも出さず、すなお~に「良かったな」って思える栄口がまぶしいですね。そして試合開始前のじゃんけん。
久しぶりに聖剣伝説3みたいなBGMがかかってました。
これがかかるとおお振りって感じがします(気のせい?・3回戦それぞれの思惑が交錯する・・・ついに西浦の試合が始まりました。
やはり試合じゃないとね。
まずは崎玉の攻撃・・・・
しかし、西浦の情報など集めているはずもない崎玉はいともたやすく三人で攻撃を終えてしまいます。
いわゆる弱小校というイメージですね。
ふんいきとかも。
そして西浦のターンが始まりました。
田島は速攻で内野安打、というかこの男どこやらせてもすごすぎますw
投手が左なんで一塁側に転がすのも面白いかもですね。
後、盗塁のタイミングとかちゃんと変わってて、細かいけど良かった。
足がクロスするまでは走れませんから。
この試合は花井に焦点があたりますが、他にも各キャラクターにそれぞれ個性があって
きっちり描きこまれているのがいいですね~。
馬鹿侍一押しは
「強気な泉君」ですよ。抜擢に気負いを感じる花井とは少し対照的なキャラクターです。
田島に対する意識って意味でも。
その泉は三塁打、そして花井はスクイズ・・・ちょっと気負ってたのに気づいて愕然としてる花井がいいw
「さ~打つぜって思わせて~」
打ち気満々過ぎて逆にわざとらしい気がしますがw無警戒でしたね。
「満足してんなよ?」そんな一言にまたグルグル揺れてしまう花井がナイスw
でもたしかにスクイズで点を入れて、とりあえず仕事はしましたけどそれで満足はしてはいけませんね。
こと田島が今の位置にいるのって・・・・まあ天性のセンスってのはあるでしょうけど
やっぱり彼が「満足してない」ってのがすごい大きいと思うんでね。
野球に関しては恐ろしいほどストイックですよ・・・とこれは一期からの話。
さて、そして大地に打順が・・・・
・スタンドのじいさんなんかパワーアップしてる気がするw
でも一人二人じゃヤジって感じがしないですね。
まあ、あれだ
自分の経験からも思うのですが、相手のヤジほどどうでもよく聞こえるものってないですよね。
味方の声の方が精神状態を左右する気がします。
浜田も言われた通り
「味方のためいき」がいけませんね。
敬遠策についてはまたいろいろと意見がある人が多いかとは思いますがそこはまあいいや、
そのうち語るかもしれませんが。
・左打者と盗塁もちろん警戒不足だった大地にも非がありそうですが・・・そもそも
キャッチャーが「目視して」初めて盗塁が分かるようなチームってのがそもそも問題だと思いますよ。
声くらいかけましょうよと。
最後に・・・
きよえさんのかわいさは異常
これだけは言いたかったです。はい。
馬鹿みたいに書き連ねたけど
とりあえず帰ったら書き足そうか(まだか
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