こんな世界で生き延びることに
意味はあるのかい?ソ・ラ・ノ・オ・ト 第7話 「蝉時雨・精霊流シ」
の感想です。
第七話『蝉時雨・精霊流シ』
脚本:吉野弘幸 絵コンテ:松尾 慎 演出:松尾 慎 作画監督:河合拓也
蝉の声が響く夏のある日。
どこか元気のないフィリシアを、カナタたちは心配そうに見ていました。
フィリシアの脳裏に浮かぶのは、かつての戦場での光景。
戦火のなか生き残り、瓦礫の山と化した街をさまようフィリシアに、兵士の亡霊は問いかけます。 徐々に明かされている
またこんなシーンからか。
といっても今回はガチです。ガチガチです。
なんか一部声があってない人がいましたけどそれはまあいいや。
実は、今回はこれまでとはちょっと違うぜベイビー(死語)という話は、ちょろっと小耳にはさんでいたのですが
なんのことはない、そうそうには変わってないではないですか
過去にあったであおる大きな戦争によって壊滅状態の世界の中で
それにもへこたれることなく、というかそれを感じさせない彼女たちの生き様が描かれていたように思えます。
この6話までを見ていても。
今回のお話では
「この世界で生きる意味はあるのか?」
ということが改めて問われました。
きっとこの世界に意味なんてないのよ
ないなら、自分で勝手に見つければいいのよなんていうフェリシアの答えはなかなかにナイスなものでした。
というか
この世界の人々は、というかこの砦の人たちは
いつもそれを探して、答え続けてきてくれていたような気がしますね。
今回は前半が前半だけに特にそれを強く感じました。
ただ、今回でちょっと改めて意識させられたのは
そうはいっても世界は滅びに向かっている
という強烈なリアリティ前半のシーンではいうとおりかなりシリアスな重い展開ではありましたね。
すごいな~
風呂敷は畳む気はないけれど
とりあえずすごみだけは伝わってきた。
別に今回の話が特段シリアスだったかといえば実はそうでもないと思うのです。
あくまで1話からチラ出しさせてきたこの物語の背景を、改めて映しだした回だったのではないかと。
あの蜘蛛みたいなの結局なんなんでしょうね
あと特質すべきは
・例のお方
皇女殿下だと!?本当にすごいことになってきましたね。
そう来るとは思わなかった。
しかし戦場で響くラッパは何か変な感じですね。
ヒッティングマーチとかなったらどうしようとかくだらないことばかり言ってる馬鹿侍です。
あなたはいつでも伝えようとする。
思いを言葉にすることを恐れない
こんな世界だからこそ
主人公はそうこないとね。
素直なカナタと、母性あふれるフェリシアと
それぞれがそれぞれええかんじでござんしたね。
あ、そうそう
ノエルが灯篭を流さなかったのは
単純にさだまさしアンチなだけで特に深い意味はないでしょう(大ウソどっか別のところでも書きましたが
プロジェクトX的な話が好きな私はこういう話は燃えに燃えるんですね。俗に「泣き」を売りにしているものよりも個人的には胸に来ますね。決して後ろ
を向いていないからでしょうか。
といってもまだまだ不穏な空気は多いわけで
解決しなければならない問題は山積みです。
無理に解決しなくてもいい、とは思ってもいるのですが。
というか1クールで風呂敷を畳むはずがないと勝手に決め付けているのですがw
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